「最低。」漫画のあらすじ 紗倉まな作

「最低。」漫画のあらすじ 紗倉まな作

母親のしがらみから抜け出すために、上京した綾乃。

ずっと親に言われた通りに育ってきた良い子だったのに、

18歳を機に、母親の意見を押し切って都会へやってきたのです。

自分の夢を叶えるために、専門学校へ通う。

しかし、一人のスカウトマンと知り合ったことで、

セクシー女優を始めることに。

彼は、母親とちがって後押ししてくれるタイプ。

好きなことをやったほうがいいとアドバイスをくれるので、その気にさせるのです。

おかげで、お酒も進んで
酔っぱらってしまう。

その流れでホテルに行き…

この日を境に、親に対する反発心が強くなった綾乃は、
デビューを決める。

いきなり華々しいデビューを飾った彼女は時の人に。

このまま順風満帆に行きそうで、やる気に満ちてきた頃、

最悪の出来事が起こるのです。

薄々勘づいてはいたものの、
凍りつく綾乃。

試し読みで中身が読めます。

‎「最低。」の試し読み

 

「最低。」の見所

①自叙伝ぽくて、リアリティのある漫画です。

人の内面が繊細に表現されているので、現実にありそうな話です。

②仕事は順調で、成功しているように見えますが、その裏にある部分が気になります。

③その業界で働いていないと分からないようなネタが出てきたり、社長が意外な人でした。

④綾乃は、幸せなのか、それとも不幸なのか、読み終えたあとも余韻に残るような漫画です。

「最低。」のキャラクター

綾乃

家族に対してコンプレックスがある。

容姿が綺麗な姉や、
しっかり者の兄などを羨ましい目で見ていた。

それに引き換え自分は…と自己嫌悪に陥る。

母親

一家の仕切り屋。

教育熱心で、綾乃を手塩にかけて育てる。

本人は、良かれと思ってやってきたつもりが…

美人な女性。
気の強そうな姉で、オーラがある。

石村

綾乃をスカウトした男。

口が達者で、おおらか。
裏表が無いけど、
キャラなのか、地なのか分からない。

島田

所属する事務所の社長。

石村と正反対で真面目。
まさかこんな人が経営していたなんて驚くかも。

バーで知り合った男性

恋をした相手。
爽やかで、空気が読めるイケメン。
綾乃が恋する相手。

 

「最低。」を読んでみて

紗倉まなさんの小説が漫画化されました。

近々、映画にもなるそうですよ。

フィクションなのか、リアルなのか見分けがつかないので感情移入しやすいストーリーです。

「最低。」では、ヒロインの綾乃がセクシー女優を始めたきっかけや、

家族の関係などが描かれています。

ヒロインの複雑な心理が
事細かに描かれているので、共感する部分があるかもしれません。

職業柄、あまり理解されないイメージですが、

少しでも事情を知れば、安易に否定するのは間違っているのかもなと考えさせられます。

セクシー女優になった原因に大きく影響するのが、家族の存在で、

特に母親に対する気持ちが強く出ています。

「最低。」に出てくる母親は、
とても厳しい性格で、私の言うことが絶対だと信じて疑わない性格です。

多分この親は、子を想っての
行いだと思うのですが、

子供からすれば、押し付けでしかなかったようです。

そして、それがどれだけ苦しめているのか考えるきっかけを与えてくれます。

相手の気持ちを聞かずに支配しようとすれば、どういう事が起こるのか恐ろしくなります。

「最低。」は、子ども側の目線で書かれていて、
自分の意見に耳を傾けて欲しかったメッセージが込められているように感じます。

それでも頑固な母親だったので、せめてもの抵抗を試みたのかもしれません。

自分の行いを理解しつつ、意地を張って反発し続けてるのは、中々苦しい気がします。

親の本心は分かりませんが、彼女なりにも考えがあって、
それが行き過ぎてしまった事が娘を苦しめたとすれば、切ないです。

子供に過度に期待をかけなくなる気持ちが出てきてしまいますが、

その子も考えや感情を持った一人の人間だと忘れてはならないなと気付かされます。